体験日:2016年4月9日
ATVライドとは、オートバイタイプの全地対応4輪バギーで山道や田んぼのあぜ道など、ふだん車ではいけないような場所を探検するアクティビティーツアーです。
現在、バリ島にはATVライドを楽しめる施設が30か所以上あるそうですが、今回はその中でも特にコースがアドベンチャーなPertiwi Quad Adventure社のATVライドツアーを体験してきました。
Pertiwi社のATVライドはアユン川の西側ボンカサ村というところで楽しめます。ボンカサ村は、アユン川ラフティングのゴールポイントがあることでも有名な村です。
ボンカサ村のメイン道路をひたすら北上し、ウブド中心部より約40分くらい車で移動したところにPertiwi Quad Adventure社のコースがあります。目印はこの道の真ん中にある馬の石像
道路沿いにある看板に案内されコースに入るとすぐに、こちらの受付棟があります。
こちらで、受付を済ませます。
Pertiwi社は、この場所でペイントボールの営業も行っています。
ペイントボールってなんだ?ってかたはこちら>>バリ島旅行.com・ペイントボール
すでに、たくさんのお客さんが来ていました。スタッフに伺ったところ、一番多いのはオーストラリアからのお客さんで、ついでヨーロッパ、アメリカ、アジアのお客さんが来られるそうです。また、最近はインドネシア国内のお客さんも増えてきたということです。
アジアのお客さんはシンガポール、マレーシアが多く、ついで日本、韓国、中国ということです。
受付を済ますと、こちらの同意書にサインを求められます。同意書は英語で書かれていますが、
- インストラクターの指示に従うこと
- スピードを出したり、レースなどしないこと
- 5歳から遊べますが12歳未満は保険が下りない
といったようなことが書かれています。
アクティビティには軽食(ランチ)が含まれています。メニューは
- ナシゴレン(バリ風チャーハン)と揚げ春巻き
- ミーゴレン(バリ風焼きそば)と揚げ春巻き
- ハンバーガーとフライドポテト
の中から選びます。すべてのメニューに、ミネラルウォーターかソフトドリンク(コーラ、スプライト、テボトル)がついています。
ちなみに、ビールもありますがこちらは有料(Rp40,000/小瓶)となります。
手続きが終わったら、いよいよATVライドツアーの開始です。
まず、こちらでヘルメットと長靴を選びます。
長靴は27cmくらいまでしかありません。長靴のサイズがない方は、ご自分の靴で参加していただきますが、泥だらけになりますので、ウォータープルーフの靴がいいと思います。サンダルですが、かかとストラップ付きのスポーツサンダルならOKですが、ビーチサンダルやヒールのついたものはNGです。
服はかなり泥だらけになりますので、汚れても良い服がいいでしょう。短パンもしくはサーフパンツとTシャツやタンクトップの方が多かったです。
着替えや貴重品などの荷物は鍵付きのロッカーがありますので、そこに入れてカギは自分で管理します。ツアー途中にロッカーのかぎをなくさないよう、注意しましょう。
万一のことがあるので、アクセサリー類ははずした方がいいでしょう。メガネは大丈夫です。
カメラやスマホを持っていく方もいますが、故障や破損の保証はありませんのでご了承願います。
そして、準備ができたらATVライドツアーの開始です。
コースに出る前に10分程度のブリーフィング(説明)があります。現在、インストラクターは日本語の勉強をしていますが、まだ上手ではないので、英語での説明になります。
最初に、インストラクターの指示に従うこと、必要以上のスピードはださないこと、無理はしないことなどといった注意事項の説明があり、ついで操作方法の説明があります。
こちらのATVは4輪駆動ではなく、後輪駆動車になります。
ブレーキはオートバイと同じハンドブレーキですが、レバーは右側一本だけで、これだけで4輪すべてにブレーキがかかります。
アクセルは、マリンジェットなどにあるような、レバー式で、右手の親指でレバーを押せばエンジン回転数が上がっていきます。
左側にギアチェンジ(変速機)があります。セミオートマチックですので、クラッチはありません。そのままレバーを足で押したり引きあげたりします。
ギアは5段変速で、一番踏み込んだ状態がニュートラル。そこから一段ずつ引き上げていきますが、コース内では舗装路以外は3速くらいまでしか使いませんでした。
説明が終わったら、各自好きなATVを選んで出発です。
ここで、ATV選びのワンポイント。
一番チェックしたいのは、前輪のタイヤです。前輪のタイヤが丸坊主のATVは避けてください。ダートで前輪が滑ってしまい、ハンドルが利かなくなります。前輪のタイヤに山がしっかりあるものを選びましょう。余裕があれば、後輪のタイヤの山もチェックしましょう。
ちなみにATVのエンジンは2サイクルですので、一斉にエンジンを吹かすと、かなり煙いです。
コースに出ると、最初はこんな田んぼのあぜ道を進みます。
なお、私は写真撮影などの都合で、インストラクターさんとタンデムで乗車しています。運転しながらの写真撮影は、かなり難しいです。
体験日の朝、かなり強い雨が降りましたので、さっそくコースに水たまりが・・・
泥だらけになる予感がしていますね
途中、こんな舗装路に出ることもあります。舗装路では4速くらいで走っていきます。
そして、また山道に入っていきます。だんだん、路面が泥道になってきました
さっそく水たまりです。こんなところも、ATVでガンガン入っていきます。
ちょっとわかりにくいんですが、この先はちょっとした段差になっていて、その先が水たまりです。もちろん、派手に泥しぶきが飛びます。
泥道は、ATVの極太タイヤで、がっつりと彫れていますよ~。下り坂ですので2速でゆっくりと下っていきます。
舗装路に出ると、ちょっと安心します
石畳の道もありますが、朝の雨の影響で、竹や木の枝がかなり道をふさいでいました。ATVはそんな所もガンガン進んでいきます。
ぬかるみの先は強烈な下り坂・・・
他にも、ジャンピングスポットや、段差、水たまりのオンパレードです。
1時間くらい走ったら休憩タイムです。
休憩場所には、飲み物やお菓子を売っている小屋があります。
飲み物は、ミネラルウォーター、コーラ、スプライトがRp20,000、ビール(小瓶)がRp40,000でした。
お金を持っていなくても、後ほど受付にて支払うことができます。
休憩場所は見晴らしがよく、アユン川の向こうにヴィラが見えます。これは、ロイヤル・ピタマハ・ヴィラということです。
20分程度の休憩をして、出発です。
村の中の道路を走り
また、山道です
で、田んぼのあぜ道に到着
実は、このあぜ道に出る前に、強烈なダートを走っています。急なアップダウンあり、水たまりあり、倒木ありのすごいコースで、後ろに乗っていても、振り落とされないようしがみつくのがやっとで写真が撮れませんでした。
こうして、やっとスタートポイントに戻ってきました。時計を見たら、出発してからちょうど2時間でした。
長靴やヘルメットを返し、ロッカーから荷物を取り出したらシャワーです。
シャワーは男女別に分かれています。入口にバスタオルが置いてありますので、自由にお取り下さい。
シャワーはこんな感じの簡易シャワーです。お湯ではなく、水シャワーになります。またシャンプーやボディーソープはありませんので、全身を洗うというより、泥だらけになった腕や足を洗うといった感じになります。
着替えを済ませて、受付棟に戻ると、出発前に頼んでおいた軽食がすぐに出てきました。
わたしは、ナシゴレンを頼みましたが、白人さんたちにはハンバーガーが好評だったようです。
これで、ATVライドツアーは終了です。送迎車でホテルにもどります。
今回は、他のお客様の大半がオーストラリアからの方でした。オーストラリアの方は、超アグレッシブな方々ばかりでしたので、立ち止まったりすることなく、ガンガンと行かれていました。スタッフに方にお話を聞いたら、白人さんは、イケイケの方が多く、アジアの方は慎重な方が多いので、なるべくグループ分けをしているそうです。
今回一緒だったグループには、女性の方も何名かいらっしゃいましたが、みなさん男性と同じようにガンガンと行ってました。
日本の女性は白人さんに比べきゃしゃな方が多いので、このコース大丈夫かな?と思いましたが、日本人女性の方でも結構喜んで遊んで行かれるそうです。
万一、コース途中で「無理」と感じられたら、インストラクターが助けますので、申し出てください。場合によっては途中からインストラクターとタンデムもありだそうです。
また、カップルで来られているのでしたら、男性の運転でタンデムで遊ばれるのがいいかと思います。
ファミリーの方もよく来られているそうです。こちらのコースは5歳以上でしたら参加できますが12歳未満は万一の場合、保険がおりませんので、ご了承ください。
また、12歳以上でしたらATVの運転はできますが、日本の方でしたら、できたら16歳未満は大人の方とのタンデムをお勧めしたいとのことでした。
今回、はじめてPertiwi Quad AdventureのATVライドを体験しました。
事前に、コースはかなりハードですよ、と聞いていましたが、確かに、かなりハードでした。
でも、めちゃくちゃ面白いコースです。特に、若い人には、かなり面白いと思います。
それと、途中水たまりやぬかるみがありますので、泥だらけになること、覚悟でおいでくださいね。
こちらのATVライドの詳細、ご予約は>>バリ島旅行.com・ATVライド(プルティヴィ・クアッド・アドベンチャー)
今回の体験記は2016年4月9日に体験したものです。時期によっては内容が変わってくることがございますので、ご了承ください