インドネシア・バリ島に観光目的で入国するにはVOA(到着ビザ)と呼ばれる観光ビザの取得が必要です。
このVOAは、到着した空港の入国審査会場の専用窓口にて、パスポートと帰国チケットを提示すれば簡単に取得ができます。
しかし、観光客が多いと窓口が込み合い、VOA取得だけで長い時間待たされることもあります。
この混雑を解消するために、2022年11月9日より、入国前にオンラインでVOAが取得できるe-VOAという制度がスタートしました。
今回は、このe-VOAの取得方法について紹介をいたします。
e-VOAができたからと言って、従来通り専用窓口でVOA取得をすることはできます。
しかし、この記事を読んで事前にe-VOAを取得しておけば、専用窓口の長い列に並ぶ必要はなくなります。
入国手続きをサクッと済ませ、早く空港を後にするためにも、e-VOAの取得をしておきましょう。
e-VOA取得サイトのアップデートにより、取得手順が一部変更になりました。
現在の取得手順はe-VOA到着ビザのオンライン申請法のページをご覧ください。
e-VOA取得手順
e-VOAを取得するには、最初にアカウント登録を行います。
新規アカウント登録方法
準備しておくもの
アカウント登録をするには、以下のものが必要です。
- 顔写真(400×600ピクセルで200KB以下のJPG,JPEG,PNGファイル)
- パスポート写真(顔写真が載っているデータ面。200KB以下のJPG,JPEG,PNGファイル)
- クレジットカード
引き続き、e-VOA取得申請をする場合は以下のデーターも調べておきましょう。
- 到着飛行機のフライトナンバー(例:GA0821)
- 宿泊ホテルの名前、住所
アカウント登録方法
まず、以下のURLをクリックして登録サイトにアクセスします。
https://molina.imigrasi.go.id/
ページの一番下にある「Apply」をクリックしてログイン画面に進みます。
過去にe-VOA申請をしたことがある、アカウント登録をしたという方は、Emailアドレスとパスワードを打ち込んでログインします。
初めてe-VOAの申請をする方は、「Register」をクリックして、登録画面に移動します。
アカウント登録画面の各項目に必要事項を入力していきます。
- 氏名、性別、本籍、生年月日はパスポートに記載されている通りに入力してください。
- 電話番号は左の選択ボックスは+81Japanを選び、右側は電話番号を入力します。
- 顔写真は準備してあった顔写真データーをアップロード
- パスポート番号や国籍、取得年月日などもパスポートにあるとおりに入力します
- パスポート写真は準備してあったパスポート写真データーをアップロード
- E-mailアドレスは海外からのメールが受信できるアドレスにしましょう。
@docomoといったキャリアメールは受信できないので、避けた方がいいでしょう。 - パスワードは8文字以上の英数字で、1文字以上大文字を入れます。
すべて入力したら、「Submit」をクリックします。
確認メールの受信
正常にアカウント登録ができたら、すぐに登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
メールを開けて、「Activate」というボタンをクリック。
自動的に、e-VOA申請画面に移動します。
e-VOA申請画面
アカウント登録ができたら、以下のe-VOA申請画面より、申請を行います。
VISA種類:
「Visa on Arraival 30Days」を選択します。
渡航方法:
AIR(飛行機)・SEA(船舶)・LAND(陸路)の中から選択します。
バリ島に来られる旅行者はほとんどの方がAIRになると思います。
フライト番号・入国日
渡航する飛行機のフライト番号と、バリ島到着日を入力します。
飛行機のディレイなどにより到着日がずれても問題ありません。
宿泊場所
HOME・HOTEL・VILLA・APARTMEBT・OTHERSの中から選択します。
旅行者はHOTELもしくはVILLAになります。
住所
宿泊するホテル名と住所を入力します。
州・県・郡・村は選択式となっております。
Adressの部分にはホテル名と村以下の住所を入力してください。
郵便番号・担当事務所
先に入力した住所をもとに自動的に表示されますので、ここは入力の必要はありません。
最後にチェックボックスをクリックしチェックを入れたら「Submit」をクリックします。
これでe-VOA申請は終了で、次の画面で手数料を支払います。
e-VOA取得手数料の支払い
取得手数料は、大人、子供同一でRp500.000になります。
クレジットカードでの支払いとなりますので、支払い画面にカードデータを入力します。
カードはVISA,MASTERが使えます。
JCB,Amexの使用可否は未確認です。
e-VOAのダウンロード
手数料支払いができたら、e-VOAのダウンロード画面が表示されます。
ここからe-VOAをダウンロードし、プリントアウトしてください。
バリ島入国時には、プリントアウトしたe-VOAとパスポート、帰国チケットを入国審査窓口に提出します。
e-VOAを取得してから、90日以内に入国しないと取得したe-VOAは無効となってしまいます。
取得手数料Rp500.000の返金もありません。
取得後は速やかに入国するようにしましょう。
e-VOAでできること
e-VOAといってもVOA(到着ビザ)をオンランで事前申請しているだけですので、ビザとしては窓口で取るVOAと変わりません。
- 滞在期限は30日間。
- 期限が切れる前に担当入国管理事務所にて延長手続きが可能。
- 延長手続きをすれば最長60日間の滞在可能。
- 期限内であってもインドネシアから出国したらビザは無効となる。
- 出国後再入国する場合は、再度申請・取得をしなくてはならない。
- このビザでの就労はできません。
窓口で取得するVOAとビザの内容は変わりませんので、オンライン申請が難しい場合は、到着時に空港窓口で取得しても構いません。
ただし、窓口は混雑しますので、事前にe-VOAを取得しておけば入国手続きがスムーズになります。