この記事では、2022年6月時点でのバリ島入国や日本帰国のためのPCR検査・隔離待機などの条件に付いて解説しています。
2022年5月18日より、日本からインドネシア・バリ島に渡航するための条件や必要書類の規制が緩和されました。
また、インドネシアから日本に帰国する際の水際対策も緩和され、これでバリ島旅行がぐっと手軽に行うようになりました。
とはいえ、まだ若干の条件や必要書類などが残っており、バリ島旅行の際はそれら対策が必要です。
この記事では、バリ島旅行にための規制について2022年7月時点での最新情報を簡単に解説します。
規制への対応が不十分であった場合、入国拒否といった事にもなりかねません。
これからバリ島に旅行に行こうという方は、この最新情報をよく読み、必要な対応を取るようにしてください。
7月1日よりコロナ管理アプリPeduliLindungiへのワクチン接種証明書登録方法が変わります。
登録方法はこちら
バリ島入国のための条件・必要書類
バリ島入国のための条件は、コロナウィルス感染のワクチン接種回数によって変わってきます。
6月8日より海外医療保険証の提示は不要となりました。
しかし、旅行中の病気やけがに備え、海外旅行保険への加入を強くおススメします。
2回以上ワクチン接種をされた方
以下の書類を準備してください
- パスポート(有効期限残日数6か月以上)
海外医療保険保険証(英文)- PeduliLindungiのインストールとワクチン接種証明書登録
- 帰国用航空券
空港到着後の対応
- VOAの購入(約4,400円)
- 入国時のPCR検査なし
- 入国後の隔離待機なし
注意:2回目のワクチン接種をしてから2週間(14日間)以上経過している事
バリ島到着時に体温が37.5度以上ある方、体調不良の方は空港でPCR検査を受け、その結果が出るまでホテル等で待機となります。
PCR検査費用は実費となります。
ワクチン接種をしていない方
以下の書類を準備してください
- パスポート(有効期限残日数6か月以上)
- 医師の診断書(ワクチン未接種の理由を証明するもの)
海外医療保険保険証(英文)- PeduliLindungiのインストールとアカウント登録
- 帰国用航空券
空港到着後の対応
- VOAの購入(約4,400円)
- 入国時のPCR検査なし
- 入国後の隔離待機なし
バリ島到着時に体温が37.5度以上ある方、体調不良の方は空港でPCR検査を受け、その結果が出るまでホテル等で待機となります。
PCR検査費用は実費となります。
1回だけワクチン接種をした方
以下の書類を準備してください
- パスポート(有効期限残日数6か月以上)
海外医療保険保険証(英文)- PeduliLindungiのインストールとワクチン接種証明書登録
- 帰国用航空券
空港到着後の対応
- VOAの購入(約4,400円)
- 入国時のPCR検査なし
- 入国後5日間の隔離待機
よくある質問
ワクチン接種証明書はどこで入手できますか?
ワクチン接種をした地方自治体にお問い合わせください。
証明書請求から発行まで時間がかかることがありますので、早めに請求をしてください。
海外医療保険はどんなものでもいいのでしょうか?
海外でのコロナ感染症への対応ができる保険に加入してください。
補償金額は、米ドルで25,000ドル以上のものが推奨されています。
また、英文での保険証書が必要となります。
6月8日から海外医療保険証の提示は不要となりました。
しかし、旅行中の怪我や病気などの備え、海外旅行保険への加入を強くおススメします。
ワクチンを1回しか打っていませんが入国できますか?
入国はできますが、入国後に5日間のホテル隔離と、5日目のPCR検査が必要で、これらはすべて自費となります。
原則、ワクチンを2回接種し、接種後2週間以上経過が入国条件ですので、時間的余裕があれば2回目のワクチン接種を済ませてください。
ワクチン未接種ですが入国できますか
ワクチン未接種の方は、接種できない理由を記した医師の診断書(英文)をご用意くだされば、2回接種済み者と同じ条件で入国できます。
診断書は国立病院の医師によるものが推奨されています。
ワクチン証明書の確認は無かったと聞きました
バリ島入国時のワクチン接種証明書のチェックは、全員行っているわけではないようです。
しかし、抜き打ちでチェックされたり、日本出発時の空港カウンターでチェックされる事もありますので、ちゃんと用意しておきましょう。
PeduliLindungiはどうやって入手したらいいのですか?
以下のリンク先にPeduliLindungiのインストールと登録方法が記載されているので、そちらを参考にしてください。
https://www.id.emb-japan.go.jp/vni_verifikation_manual.pdf
リンク先は日本語のマニュアルになります。11ページ目から、インストールと登録方法が載っています。
PeduliLindungiへのワクチン接種証明書登録方法は?
2022年7月1日より、ワクチン接種証明書の登録方法が変更になりました。
以下の手順で接種証明書をPeduliLindungiへ登録してください。
- アプリPeduliLindungiのバージョン4.4.7以上をインストールする
- アカウント登録またはログインする
- 「COVID-19 Vaccine」アイコンをタップ
- 「Vaccine Non-Indonesia」アイコンをタップ
- 説明文があり、一番下の「Vaccination Status Checking」をタップ
- 氏名、生年月日、Eメールアドレス、パスポート番号、電話番号を入力
- ワクチン接種証明書の画像ファイル( jpeg,jpg,pngファイル)をアップロード
登録後5~6営業日後に承認され、正式に登録となります。
承認されたかどうかはアプリを見れば確認ができるそうです。
登録から認証まで5~6営業日かかるので、バリ島やインドネシアに渡航計画がある方は、早めに登録をしておいてください。
ワクチン証明書はプリントアウト必要ですか?
PeduliLindungiに登録してあれば、プリントアウトは必要ありません。
ただし、スマホの故障やバッテリー切れ、ネット接続不良といった不慮の事態に供え、プリントしたものも用意した方が安全です。
VOA(到着ビザ)では何日滞在できますか?
VOA(到着ビザ)では30日間滞在ができます。
また、入国後、入国管理事務所(イミグレ)で手続きをすればさらに30日(合計60日間)の滞在ができます。
日本帰国時の必要書類や隔離
2022年6月より、日本の水際対策が緩和されました。
出発国(滞在国)を赤・黄色・青の3グループに分け、各々日本入国時の必要書類や隔離などを規定しています。
バリ島・インドネシアは青グループに分類されましたので、以下の規制条件となります。
帰国時の必要書類・隔離
バリ島・インドネシアから帰国・入国される方はワクチン接種の回数や有無にかかわらず、以下の条件となります。
必要書類
- パスポート
- 滞在国出発の72時間前以内に検査したPCR陰性証明書
- 質問票
入国後の対応
- 到着空港でのPCR検査なし
- 入国後の隔離や自宅待機なし
- 公共交通機関の利用可能
- My-SOSアプリによる健康報告などなし
注意:ファーストトラックを利用される方は、My-SOSアプリのインストールが必要です。
よくある質問
PCR検査はどこで受けたらいいでしょうか?
以下のリンク先記事で、バリ島内のおススメPCR検査機関を紹介しています。こちらを参考にしてください。
バリ島でのおススメPCR検査場所
PCR陰性証明書はどんな物でもいいのでしょうか?
日本政府が指定する項目が記載されていれば、陰性証明書はどんなフォームでも構いません。
が、専門的な項目もあり素人には問題ないか判断できないので、厚労省が提示している公式フォームを使う事をおススメします。
公式フォームは以下のリンク先(厚労省のサイト)からダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/content/000909635.pdf
こちらをプリントアウトし、検査機関に持ち込んで記載してもらいましょう。
注意:PCR陰性証明書の日本公式フォームは、2022年6月より一部変更になりました。
(パスポート番号など記載項目が減りました)
上記リンクのフォームは最新のものです。
古いフォームの陰性証明書でも問題ありませんが、今後は新しいフォームのものを使われた方がいいかと思います。
バリ島からシンガポール乗り継ぎで帰国する場合、どこでPCR検査を受けたらいいのでしょうか?
シンガポールなどで乗り継ぎ(トランジット)する場合、空港から出なければ、バリ島でPCR検査を受けてください。
もし、乗り継ぎ地で空港から出られる場合は、その国で再度PCR検査を受けなくてはいけない可能性があります。
ご利用される航空会社にご確認ください。
質問票はどこで記入したらいいのでしょうか?
質問票は以下のサイトからアクセスします。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html
必要事項を入力するとQRコードが表示されますので、それを保存し、入国手続き時に係員に提示してください。
My-SOSはインストールしなくてもいいのでしょうか?
日本入国時にファーストトラックを利用しなければ、My-SOSのインストールは不要です。
日本帰国前のPCR検査で陽性になったらどうなりますか?
陽性になった場合は、ホテル等での隔離待機となります。
病状によっては、指定の病院への隔離入院もあります。
無症状、軽症の方はホテルで5日間の隔離待機。
この隔離待機ホテルはご自身での手配となります。
その時点で宿泊しているホテルが対応してくれればいいのですが、そうでない場合は隔離待機させてくれるホテルを探すことになります。
5日後に再度PCR検査を行い、陰性ならば帰国が可能となります。
もし、まだ陽性なら、再度5日間の隔離待機を行い、5日後にPCR検査となります。
隔離待機でのホテル代や病院の入院費、PCR検査費用などはすべて自己負担となりますので、海外旅行保険には加入しておきましょう。