この記事では2022年5月18日より実施された、インドネシア・バリ島の渡航前PCR検査免除と国内のマスク規制緩和について解説します。
2022年5月17日、インドネシアのジョコウィ大統領よりパンデミック対策に関してのお話がありました。
その中で、国内外の旅行者のPCR検査免除と国内におけるマスク規制緩和を発表。
これにより、5月18日よりバリ島に渡航する旅行者の出発前48時間以内のPCR検査は不要となりました!
この記事では、この発表の内容および、今後のバリ島渡航条件に付いて解説いたします。
PCR検査が不要となり、ますます気軽にバリ島に行くことができるようになりました!
今回の規制緩和の概要
ジョコウィ大統領からの発表内容
5月17日のジョコウィ大統領のお話の内容を簡単に紹介します。
- インドネシア国内においてパンデミックは抑制されている。
- マスク着用に関する政策を緩和する。(マスク着用の義務化撤廃)
- ただしマスク着用規制緩和は屋外のみ。密室や輸送機関(バスや電車)は適応外。
- 弱者や高齢者、併有疾患のある方はマスク着用を推奨
- 完全なワクチンを受けた国内外の旅行者は事前のPCR検査は不要
在デンパサール日本総領事館からのお知らせ
5月17日のジョコウィ大統領のお話を受け、5月19日在デンパサール日本総領事館より、より詳細な規制緩和についての連絡がありました。
マスク着用規制の緩和について
5月18日より、屋外でのマスク着用義務は撤廃されます。
人込みの無い屋外では、マスク着用は必須ではなくなります。
ただし、パサールなどの人込みや室内、バスなどの大量交通機関内はマスクを着用してください。
また、お子様、高齢者など体力が弱い方や併有疾患のある方はマスク着用を推奨します。
咳が出る、熱があるといった方もマスクは着用してください。
PCR検査について
海外からインドネシアに渡航される旅行者の、出発前2×24時間以内のPCR検査陰性証明書の提出は不要となりました。
ただし、航空会社によっては国際線搭乗の条件として事前にPCR検査を受け陰性証明書を提出する事を定めているところもあります。
旅行前には、航空会社に必ず確認をしてください。
5月18日以降のバリ島渡航条件
以上の規制緩和により、2022年5月18日以降のバリ島渡航条件は以下のようになります。
渡航時に必要な書類
- ワクチン接種証明書(英文)
- 海外医療保険加入書(英文)
- アプリPeduliLindungiのインストールと個人情報の登録
- パスポート
- 往復の航空券
海外医療保険加入書はインドネシア滞在中にコロナに罹患した場合に、治療費や緊急移送が必要になった場合の経費が補償される内容のものが必要です。
バリ島入国時の手続き
- 必要書類の確認(ワクチン接種証明書・海外医療保険加入書・PeduliLindungのインストール)
- 到着ビザ(VOA)の取得
- 入国審査
- 預け荷物のピックアップ
- 税関審査
注意事項
- ワクチンを2回接種し、2回目の接種から2週間以上経過していれば、渡航前のPCR検査、空港到着時のPCR検査や入国後の隔離は不要です。
- ワクチン接種が完了していても、渡航時に発熱(37.4度以上)や体調不良がある場合は到着時にPCR検査を受ける必要があります。
- 入国時に必要書類の確認は無かったという報告もありますが、たまたまなかったという事もありますので、必要書類はちゃんと準備しておきましょう。
- KITAS・KITAPといった居住許可証がある方や、短期滞在ビザ(B211Aビザ)を事前に取得している方は、到着ビザ(VOA)の取得は必要ありません。
ワクチン未接種・1回のみの接種者への対応
ワクチン未接種者の方は、アレルギーなどワクチン接種ができない旨を証明した医師の診断が必要です。
ワクチン未接種および1回のみの接種者は入国時に空港でPCR検査を受けなくてはいけません。
また、PCR検査の結果が陰性だとしても、未接種者は5日間、1回接種者は3日間のホテル隔離を行います。
ホテル隔離最終日の前日に、再度PCR検査を受け、陰性ならば翌日に隔離は終了となります。
PCR検査及び隔離ホテルの費用はすべて自己負担となります。
また隔離ホテルの手配も渡航前に自身で行わなくてはいけません。