コロナ感染拡大防止のため、入国規制、水際対策を行っているインドネシア・バリ島および日本
この規制、対策が11月に入り一部緩和、変更されました。
この記事では11月8日現在、最新のバリ島入国および日本帰国時の規制、対策情報について解説いたします。
コロナ感染防止のための入国規制、水際対策は都度変更されることがあります。
渡航、帰国前には必ず最新情報をご確認ください。
最新の規制、対策の概要
インドネシア・バリ島では2021年11月2日、日本では2021年11月8日に入国規制、水際対策が変更されました。
ここでは、その変更後の規制、対策について概要をまとめて紹介します。
バリ島の入国規制
インドネシア・バリ島に渡航する場合、以下の条件があります
- KITAS,KITAPもしくは渡航ビザを所有している事
- 規定回数以上のワクチン接種および接種後14日以上経過している事
- 出発72時間以内に検体採取したPCR検査の結果が陰性である事
- 政府が許可したホテルにて3日間隔離待機し、3日目にPCR検査を受け陰性である事
- 管理アプリPeduliLindungiの登録と活用
- eHAC(電子健康報告)にて現在の健康状態報告を行う事
日本帰国条件
日本に帰国(再入国)する場合も以下の条件があります
- ワクチン接種証明書の提示(提示なき場合は3日間の強制隔離)
- 出発72時間以内に検体採取したPCR検査の結果が陰性である事
- 自主隔離誓約書の提出
- 質問票の提出
- MySOS、Cocoa等必要アプリの登録と活用
- 14日間の自主隔離待機(短縮条件アリ)
バリ島の入国条件詳細解説
バリ島に入国条件に付いて詳しく紹介します。
渡航ビザの取得
従来ありました、ビザ免除制度並びに到着ビザ(VOA)発給は現在停止しております。
その為、バリ島への入国にはB211Aビザ(ビジネスビザ・渡航ビザとも言われます)が必要です。
現時点でB211Aビザの取得には、バリ島内の指定企業によるスポンサードが必要です。
また、ビザ発給申請はそのスポンサー企業が行わなくてはいけません。
規定回数以上のワクチン接種
入国するには、規定回数のワクチン接種をし、ワクチン接種後14日以上経過していなくてはいけません。
ワクチン接種完了を証明するため、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の提示が必要です。
このワクチンパスポートは、接種を受けた地方自治体より発給してもらいます。
その際、必ず渡航用の英文の証明書を発給してもらうようにしてください。
原則ワクチン接種を受けていない方は入国できませんが、病気等で接種できない方は、国立病院発行の診断書を提出すれば入国は可能という事です。ただし、その場合は後述の強制隔離は5日間となります。
PCR検査陰性証明書
日本を出発する72時間前以内に検体採取したPCR検査陰性証明書が必要です。
検査は医療機関での正式な検査が必要で、街中で行われている簡易検査は不可です。
陰性証明書は英文で書かれ、検査方法、検査機関名、住所、医師の署名が必要。
検査方法に規定はありませんが、インドネシアで一般的な咽頭ぬぐい方式が推奨されれいます。
>PCR陰性証明書サンプル
3日間の強制隔離
入国後政府が認可したホテルで3日間の強制隔離を行い、3日目にPCR検査を受け陰性ならば隔離滞在は終了となります。
病気等でワクチン接種を受けていない方、ワクチン接種証明書がない方は5日間の強制隔離となります。
隔離ホテルについては、渡航者自身で予約し費用負担も渡航者自身となります。
政府認定隔離ホテルのリストは以下リンク先をご覧ください
>ジャカルタの認定隔離ホテル
>バリ島の認定隔離ホテル
隔離ホテルを予約すると、ホテルより予約確認書とQRコードが送られてきます。
このQRコードはインドネシア入国時に所持確認されますので、スマホに保存していつでも見せられるようにしておいてください
PeduliLindungiとeHAC
インドネシア入国時にアプリPeduliLindungiの登録が必要です。
また、渡航前にアプリeHACを使った健康状態報告が義務付けられ、到着空港で報告済みの確認があります。
PeduliLindungiの登録とeHACでの’報告方法は以下リンク先をご覧ください。
>eHAKマニュアル(ガルーダインドネシア航空)
インドネシア入国時に必要な書類
インドネシア入国時には以下書類が必要です。
日本の空港チェックインカウンターでも必要書類のチェックがありますので、準備しておきましょう。
- KITAS,KITAPもしくは渡航ビザ(B211Aビザ)
- ワクチン接種証明書
- PCR陰性証明書
- 隔離ホテル予約確認書およびQRコード
- eHAC報告済みQRコード
日本帰国時条件詳細解説
日本に帰国(入国)する場合の条件に付いて解説します
強制隔離と自主隔離
インドネシアからの入国・帰国者は原則14日間の自主隔離(自宅や待機施設での待機)を行います。
強制隔離について
11月8日よりインドネシアからの渡航者で、ワクチン接種証明書および有効なPCR陰性証明書の提示をしたものは、強制隔離(検疫所が定める施設での隔離待機)は免除となります。
ただし、規定回数のワクチン接種を受けていない者、ワクチン接種証明書が提示できないものは、3日間の強制隔離を行います。
その場合、入国3日目にPCR検査を受け結果が陰性であった場合は、この隔離は終了となります。
自主隔離について
インドネシアからの渡航者は、全員14日間の自主隔離(自宅や待機施設での待機)を行います。
この間は不要不急な外出は避け、公共交通機関の利用もできません。
ただし、以下の条件にあてはまるものは、この自主隔離期間を短縮できます
3日間に短縮
日本受け入れ責任者から事前に業所管理庁へ待機場所や待機後の行動計画などの申請を行い、待機3日目にPCR検査を受け厚労省に陰性証明を提出したものは提出後、自主隔離は終了となります。
事前申請などから、一般の旅行者向けではなく、海外派遣業務からの帰国者や商用、就労目的の渡航者といったビジネス目的の渡航者への措置と思われます。
10日間に短縮
入国後10日目以降に自主的に受けたPCR検査の陰性証明書を厚生労働省に提出した場合、提出後自主隔離は終了となります。
ワクチン接種証明書
バリ島・インドネシア入国時に提示したワクチン接種証明書と同じもので結構です
規定回数のワクチン接種を受けていない方は、入国後3日間の強制隔離(政府指定のホテルでの隔離滞在)があります。
PCR陰性証明書
バリ島出発の72時間前以内に検体採取したPCR陰性証明書を提出します。
証明書には所定のフォーマットがあり、そのフォーマットに規定された項目がかけている場合、証明書は無効となります
所定フォーマットは以下のリンク先をご覧ください
>検査証明書の提出について|厚生労働省
バリ島の場合、サヌールのマンダラ病院で「日本帰国用証明書」と指定すれば所定フォーマットでの証明書を発行してくれます。
このマンダラ病院でのPCR検査をおススメします。
自主隔離誓約書の提出
帰国後の自主隔離等、水際対策の順守誓約書を提出します。
この誓約書は日本到着後、飛行場もしくは飛行機内で配布、回収されます。
誓約書にて誓約した内容に違反があった場合は、厚生労働省のサイトにて、氏名、居住県、違反内容が公示されます
>入国時の制約に違反した事例について|厚生労働省
質問票の提出
入国時の健康状態やメールアドレスなど連絡先を回答する質問票を入国後提出します。
質問票はスマホを使いWebにて回答し、回答送信後表示されるQRコードをスクリーンショット等で保存し、入国後検疫所手提示します。
質問票の詳細は以下のリンク先をご覧ください
>質問票の提出について|厚生労働省
アプリの登録と活用
入国時に健康居所確認アプリ(MySOS)と接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードを行います。
ダウンロード方法や使用方法については到着空港検疫所で専門スタッフより詳しく説明があります。
これらアプリの利用にはスマートフォンが必要で、お持ちでない方は空港内のレンタルショップでレンタルをしてもらうそうです。