2021年3月時点のバリ島入国規制についてお知らせいたします。
現時点でKITAS,KITAP(居住許可)がない外国人のバリ島入国はできません。
新規のKITAS,KITAPの発給も停止されているので、外国人はバリ島に入国できないて考えて差し支えないでしょう。
今回のニュースでは、外国人入国停止と、バリ島内における社会行動制限について解説いたします。
本記事は、在デンパサール日本総領事館サイトの以下記事を参考にしております。
・総21第26号外国人の入国規制(2021年3月4日)
・インドネシア政府によるジャワ・バリ等での活動制限の延長(2021年3月9日)
・バリ州における社会活動制限の実施(2021年3月9日)
バリ島の外国人入国規制について
ビザの発給状況
2021年3月5日現在、特別な例を除き外国人への新規ビザの発給は停止しています。
また、到着ビザ(VOA)の発給並びにビザ免除による入国制度も停止しております。
そのため、居住許可(KITAS、KITAP)を持たない外国人はバリ島・インドネシアに入国することができません。
特別な例:インドネシア国家プロジェクトに関係する業務遂行のための入国であり、事前にインドネシア入国管理庁の許可が必要
この停止措置の明確な期限は発表されておりません。
渡航時に必要な手続きについて
KIATS、KITAP保有者であればインドネシア・バリ島への渡航は可能ですが、渡航時に以下のような手続き、条件があります。
- 出発時刻前3×24時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書の提示
(航空機搭乗手続き時に提示が求められます) - インドネシア到着時に上記PCR陰性証明書の提示
- インドネシア到着時に、政府指定宿泊所にて5日間の隔離を行う
- 5日間の隔離期間中の1日目と5日目にPCR検査を受ける
- 両方のPCR検査にて陰性が証明されたら、国内移動が許可される
- 5日間隔離でのホテル代、PCR検査代は全て旅行者負担とする
- 万一PCR検査にて陽性と判定された場合は指定病院にて治療を受ける
- 治療費は100%旅行者が負担する
現在、日本からインドネシアに向かう航空機はすべてジャカルタ空港到着となっております。
到着後の5日間の隔離はジャカルタ空港周辺の政府指定ホテルとなります。
ジャカルタ~バリ島への移動に関する規制
インドネシアに到着した後も、ジャカルタからバリ島、バリ島からジャカルタと国内移動するにも、規制があります。
ジャカルタからバリ島(空路)
- 出発前、2×24時間以内に検体採取したPCR検査または、1×24時間以内に検体採取した迅速抗原検査陰性証明書を提示すること
- eHACに登録をすること
バリ島からジャカルタ(空路)
- 出発前、3×24時間以内に検体採取したPCR検査または、2×24時間以内に検体採取した迅速抗原検査陰性証明書を提示すること
- eHACに登録をすること
eHACとは
eHACとは、インドネシア政府による健康状況申告書の事で、インドネシア国内を移動する場合、eHACへの登録が必要とされています。
特に空路での移動の場合、到着空港にてeHACへの登録済みであることをチェックされますので、搭乗前に必ずご自身で登録をお願いします。
eHAC登録方法
スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、現在の健康状況についてアプリに入力します。
アプリは以下よりダウンロードできます。
アプリをアウンロードしたら、最初にユーザー登録をします
emailアドレスと、パスワード(英数字で5文字以上)を入力して「Login」をタップします
登録が終わると、アプリのホーム画面が開きます
下段にある「Accont」をタップします
e-HACアカウント画面が開きます
「HAC」をタップします
e-HAC一覧画面が開きます
まだ、e-HACを一度も登録していない場合は、何も表示されませんので、右上の「+」マークをタップします
国籍選択画面が開きます
インドネシア人の場合は「eHAC Domestic」を、インドネシア人以外の場合は「eHAC International」をタップします
eHacデータ入力画面が開きます
各項目をひとつづつ入力していきます。
飛行機のシート番号も入力が必要なので、空港でチェックインをしボーディングパスを受け取った後に、入力作業をされるといいでしょう。
健康データ入力画面が開きます
該当する項目にチェックを入れていきます
全て入力すると、またeHAC一覧画面が開きます
今度は、eHACが入力されていますので、eHACカードが表示されています。
このeHACカードをタップします
eHACのQRコードが表示されます
ジャカルタ空港やデンパサール空港ではこのQRコードを専用の読み取り機にかざして読み取らせます。
バリ島内の社会行動制限について
インドネシア政府はジャワ島内6州とバリ島(バリ州)の一部県・市での社会行動制限を3月23日まで延期すると発表しました。
<追加情報>
社会行動制限の期限ですが、3月22日に期限を無期限とするという発表がありました。
この社会行動制限の主な内容を列記します。
- 在宅勤務の奨励(従業員の50%を在宅勤務にする)
- 学校のオンライン授業
- 医療、食料、金融、銀行等生活に必要不可欠な店舗は通常通りの営業が可能
- レストラン等は収容寺院を50%ととし、健康プロトコールを順守すれば22:00まで営業可
- 伝統的市場は健康プロトコールを順守し、営業する
- 公共交通機関は健康プロトコールを遵守し営業時間、人数を調整する
健康プロトコール(抜粋)
- マスクの着用
- 手洗いの励行
- お互いの距離を保つ(1m以上)
- 発熱など体調不良時は公共の場での活動を控える
- 清潔かつ健康的な生活を営む
この中で、外出時マスク未着用の場合、Rp100.000の罰金となります。
また、外国人(旅行者、滞在者含む)で上記健康プロトコール順守義務を2回以上破った場合は国外追放となる