感染症対策の為2021年1月1日より行われていた、インドネシアの外国人入国停止措置が2021年2月9日より一部緩和されることになりました。
これにより、長期滞在ビザや、短期滞在ビザ取得者のインドネシア・バリ島への渡航が可能になりましたが、まだ多くの規制があり、以前のように簡単に入国というわけには行きません。
今回は、2021年2月11日時点での外国人渡航に関する規制等を在デンパサール領事館からのお知らせメールを基に解説していきます。
また、今回の規制については終了期限が明示されておりません。
感染症の状況により、変更などをしていくそうです。
現在のインドネシアの規制などについての詳細は、以下領事館のサイトでご確認ください。
>>在デンパサール日本総領事館
外国人の入国に関する規制
入国規制について
2021年2月9日より、以下の外国人に関してインドネシアへの入国が可能となりました。
- 訪問ビザ(短期滞在ビザ)を所有している外国人
- 一時滞在ビザ(長期滞在ビザ)やKITAS、KITAPを所有している外国人
- 公用ビザ、外交ビザを所有している外国人
- 輸送・交通機関の乗務員
- APECビジネストラベルカード所有者
訪問ビザ(短期滞在ビザ)は俗に「ソシアル・ブダヤビザ」と呼ばれる最長で180日滞在できるビザです。
訪問ビザでの渡航は許可されましたが、「ビジネス目的」という条件が付いております。
ビザ免除制度並びに到着ビザ(VOA)での入国はまだ認められておりませんので、観光目的での渡航はまだできないとお考え下さい。
渡航時に必要な手続きについて
外国人の渡航について、ビザ以外にも以下のような手続き、条件があります。
- 出発時刻前3×24時間以内に検体採取したPCR検査陰性証明書の提示
(航空機搭乗手続き時に提示が求められます) - インドネシア到着時に上記PCR陰性証明書の提示
- インドネシア到着時に、政府指定宿泊所にて5日間の隔離を行う
- 5日間の隔離期間中の1日目と5日目にPCR検査を受ける
- 両方のPCR検査にて陰性が証明されたら、国内移動が許可される
- 5日間隔離でのホテル代、PCR検査代は全て旅行者負担とする
- 万一PCR検査にて陽性と判定された場合は指定病院にて治療を受ける
- 治療費は100%旅行者が負担する
現在、日本からインドネシアに向かう航空機はすべてジャカルタ空港到着となっております。
到着後の5日間の隔離はジャカルタ空港周辺の政府指定ホテルとなります。
まとめ
外国人の入国停止措置は一部解除となり、ビザ発給も再開されるようになりました。
これで、長期滞在ビザ(リタイアメントやワーキングビザなど)や短期滞在ビザ(ビジネス目的のソシアルビザ等)を取得すればインドネシア・バリ島への渡航は可能となります。
ただし、ビザを取得しても、ジャカルタにて5日間の隔離および検査を受けなくてはいけません。
そのための費用と日程について、ご承知おき願います。
ジャカルタ~バリ島への移動に関する規制
インドネシアに到着した後も、ジャカルタからバリ島、バリ島からジャカルタと国内移動するにも、規制があります。
ジャカルタからバリ島(空路)
- 出発前、2×24時間以内に検体採取したPCR検査または、1×24時間以内に検体採取した迅速抗原検査陰性証明書を提示すること
- e-HAKに登録をすること
バリ島からジャカルタ(空路)
- 出発前、3×24時間以内に検体採取したPCR検査または、2×24時間以内に検体採取した迅速抗原検査陰性証明書を提示すること
- e-HAKに登録をすること
バリ島内での社会行動制限について
バリ島内では1月より続けていた社会行動制限を2月22日まで延期するとしました。社会行動制限は3月8日までに延期されました(2月22日追記)
ただし、具体的な制限内容は各県、郡、村といった地域ごとに対応するという事です。
細かい内容は各地域ごとに違いますが、ここでは大まかな規制内容について説明します。
- 健康プロトコール(マスク、手洗い、検温、密を避ける)の順守
- 学校の休校(オンライン事業)
- 企業の出社率の制限(リモートワークの推奨)
- レストラン、ワルンなどの営業時間制限(おおむね午後9時まで)
- ショッピングモールやスーパーマーケットなどの営業時間の制限(午後9時)
- 礼拝施設の収容寺院の削減(50%)
詳細は各地区でご確認ください。